RouterBoardでDS-Liteの設定をしてみた

DS-Liteとは

ここで紹介するDS-Liteは決してゲーム機ではありません。
Dual Stack Liteの略称で、IPv4のパケットをIPv6のトンネルを通してプロバイダまで運び、そこでNATをしてインナーネットに出る仕組みのことです。
詳しくはこちら

対応サービス

私の知っている限りでDS-Liteが使えるのは、IIJmio FiberAccess/NFだけです。

設定方法

私の実施環境

  • RB2011UiAS-IN
  • RouterOS 6.21

前提条件

前提条件として、以下の条件を満たしているものとする。

  • IIJmio FiberAccess/NFが開通していること
  • RouterBoardを使ってIPv6通信でインターネットに出られること

設定手順

では、設定手順は以下の通りです。

  1. Interfaces -> Interface -> Add New から、IPIPv6 Tunnelを選択する。
    DS-Lite_set1
  2. DS-Liteに接続するための設定をする
    • Nameにお好きな名前を指定する。
    • Local AddressにRouterBoardのグローバルユニキャストアドレスを指定する。
    • Remote Addressにプロバイダから指定されたアドレスを指定する。
      DS-Lite_set2
  3. IP -> Routes で AddNew を選択する。
    DS-Lite_set3
  4. Default gatewayの設定をする。
    • Dst.Address : 0.0.0.0/0
    • Gateway : 先ほど作ったTunnelインターフェースを指定
      DS-Lite_set4
  5. Gatewayに先ほど作成したTunnelインターフェースを指定したレコードがActiveになるようにルーティングテーブルを変更する。
    DS-Lite_set5

設定は以上です。

動作確認

IPv6 testにアクセスして、IPv4 connectivityブロック内のISPが「Mf-native6-w」になっていればOKです。
DS-Lite_set6

さいごに

難しい設定はありませんので、みなさんお試しあれ。

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