良い無線機を持っていても、アンテナがしょぼければ宝の持ち腐れ。ということで、フルサイズのVダイポールアンテナを作ってみました。
方針
- ホームセンターで買えるモノをベースに作る
- 持ち運びしやすい形状である事
- 移動運用前提の設計である事
- 50W入れも壊れないこと
材料
品目 | 材質 | 種類 | 太さΦ[mm] | 長さ[mm] | 肉厚[mm] |
---|---|---|---|---|---|
AP995-6 | アルミ | 丸パイプ | 6 | 995 | 0.5 |
AP995-7 | アルミ | 丸パイプ | 7 | 995 | 0.5 |
AP995-8 | アルミ | 丸パイプ | 8 | 995 | 0.5 |
AP995-9 | アルミ | 丸パイプ | 9 | 995 | 0.5 |
AP995-10 | アルミ | 丸パイプ | 10 | 995 | 0.5 |
AM121 | アルミ | 丸パイプ | 12 | 995 | 1 |
- スピーカースタンド
- 合板
- 1:1バラン
- 塩ビパイプ
- 各種ボルト
- 各種スプリングワッシャー
- 各種ナット
- ワニ口クリップ
組み立て方
ベース部分
加工しやすいものをと思い、今回は木板を選びました。エレメントを固定できるように塩ビパイプを固定。スタンドにも固定できるようU字金具の穴も開けて完成。
エレメント部分
2本のパイプをロッドアンテナみたになるように 3cm 差し込み、1.5cm の長さのところで穴を開けて、ボルトで固定。
完成形
ベース部とエレメント部を接続し、一旦コレが完成形。
対応バンド
購入した丸パイプの数では、14MHzから上の周波数でマッチングする事が確認できた。
- 14MHz ・・・調整諦めた (5本+ワニ口クリップ+20cmほどの導線)
- 18MHz ・・・4本+ワニ口クリップ+20cmほどの導線
- 21MHz ・・・3.5本+ワニ口クリップ
- 24MHz ・・・2.8本
- 28MHz ・・・2.5本+ワニ口クリップ
- 29MHz ・・・2.5本+ワニ口クリップ+20cmほどの導線
- 50MHz ・・・調整諦めた
問題点
- 非常に壊れやすい
- 組み立て、撤退に時間がかかる
- 部品点数が多い
- 丸パイプが重く触覚みたいに垂れる
全部の丸パイプをつなげると触覚みたいw
エレメントが折れるし曲がる…
総括
アルミは弱い。軽いし電気は良く流れるけど、力に対して弱すぎる。
でも、電波の飛びはよかったですね。21MHzに合わせてオーストラリアとQSOができたので、大満足の飛びです。
ただ、アルミがここまで力に対して弱いのかと思い知らされました。
このアンテナは戦力外通告されました。ゴミ箱へ行く運命です。